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日本の夫婦が9年間行方不明の息子を探し来印
2004.3.1(月) The Indian EXPRESS

息子が行方不明になってから9年が経つが、この夫婦はあきらめない。
マリヤマ・トシオさん63歳と、妻のヨシコさん62歳が息子のコウジさんを探してインドへ足を運ぶのは、これで4回目となる。

コウジさんは1995年の4月にインドを訪れた当時26歳、大学で人文科学の修士を終えたところだった。
トシオさんが集まった記者たちに語ったところによれば、コウジさんは多くの日本の若者と同様、インドの文化や伝統に興味を惹かれており、わずかな知識をもとに、初めてこの国を訪れた。

ヨシコさんによると95年の5月4日、母親の誕生日にかけてきた電話がコウジさんとの最後の会話となった。
その時コウジさんはケララ州のティルヴァナンタプラムThiruvananthapuram)にいると話し、7月までに日本へ帰ると言ったらしい。
「それが息子からの最後の連絡になるとは夢にも思わなかった。その後の足跡がつかめない。」
ヨシコさんは目に涙を溜めながら、そう語った。

コウジさんは石川県出身で3人兄弟、ギターが上手く学校では音楽バンドを結成したりと活動的だった。
またブッダの木彫にも情熱を持っていた。

日本を発った時の所持金は9000ドルあまり、当時の旅程はプリーPuri)とティルヴァナンタプラムを観光し、帰国の便はムンバイから搭乗する予定だった。
帰国予定から数ヶ月が過ぎ、心配になった両親は在日インド大使館と、在印日本大使館両方に連絡をした。

2年後の1997年、両親はコウジさんが旅程にはなかったプリーからヴィジャヤワダVijayawada)へ向かったという情報をもとにインドを訪れた。
プリーでコウジさんが滞在したとみられるゲストハウスの記帳にその名前を確認したのち、コウジさんの次の滞在先とされたヴィジャヤワダのゲストハウスを訪れたが、すでに閉鎖されていた、という。

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コウジさんに関する情報を万が一ご存知の方がいらっしゃったら、とりあえずこちらにご連絡下さい。
yoko_surya@hotmail.com


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