春の祭り:ローリ
2004.1.14(金) Samachar
Religion
インド北部、特にパンジャーブやハルヤナ各州地域では、冬の収穫を終え、春を迎えるローリ(Lohri)祭りが1月13日から始まった。
14日にはサンクラント(サンクランティ)祭りが始まる。
ローリ祭りの見せ場は、火に感謝を捧げるため、かがり火を焚くところ。
ローリ祭りは、サンクラント祭りと共通点も多く、各家庭で用意したゴマ、ナッツなどの
ドライフルーツ、黒糖、スナック菓子などを、子供たちが1軒ずつ回ってもらいにくる。
女性たちは、中庭のある家に住む人々はそこで火を焚き、その周りでギッダ(Gidda)と
呼ばれる踊りを踊る。
パンジャーブでは、村の広場でかがり火が焚かれる。
色とりどりの服装をした男性たちがその周りに集まり、バングラダンスを踊る。
子供たちが、集めたドライフルーツ、ゴマなどをその火へ投げ込む。
集まった皆は、パンジャーブのヒーローDhula
Bhattiと
いう人物を称える歌を歌う。
人々にとって英雄ロビンフッドと同格の存在だそうだ。
若い女性たちは手のひらや足にメンディーを施し、色とりどりのバングルやビンディ、た
くさんのミラーや刺繍のついた重たい衣装をまとう。
また、新妻にとっては、大変重要な行事で、姑から上記のような重い衣装と宝石がプレゼ
ントされるほか、新しく生まれた赤ちゃんにとっても大変意味の深いものである。
こういった祝事には、近い親戚たちはみんな招かれて参加することになっている。
ローリ期間中に供される食べ物にはノンベジタリアンが多いが、アルコール類の飲み物は
避けられる。
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